by nkoda

JDLA2020第3回G検定に合格したので参考書と試験に関する所感

目次

前書き

 2020/11/07に実施された日本ディープラーニング協会(JDLA)の第3回G検定に合格しました。 コロナで暇ということと、もともと照準を定めて勉強していた統計学検定1級が中止となってしまい他に資格試験ないかなと思い探したところ見つかったのが今回の受験のきっかけです。 試験を知ったのが試験の1~2週間前でしたが、試験ぎりぎりの1週間前まで受験申し込みができたのでギリギリ間に合いました。 私の場合は勉強は土日の2日間がっつり参考書を読み、平日1.5h$\times$2日くらいで演習問題を解き受験したといった感じです。 もともと大学院で機械学習の研究をしていたこと(4年前の話になりますが)と、社会人になってからも暇なときは機械学習関連の参考書を読んでは辞め、思い出してまた読んでは辞めを繰り返していたこともあったので、 多少知識は持っている方だとは思うのでこれくらいの勉強で合格までこぎつけることができました。

 実際に勉強で使った参考書と試験に関して感想を述べながら紹介していきたいと思います。

JDLAとG検定について

 まずは日本ディープラーニング協会について紹介します。 日本ディープラーニング協会(JDLA)とは、「ディープラーニングを事業の核となす企業や有識者が中心となって、産業活用の促進、人材育成など、産業の健全な発展のために必要な活動を行う協会」です。 理事長は人工知能分野では有名なあの松尾豊教授1となります。 JDLAの詳細については協会についてのリンクを貼っておきますので興味がある方はご確認ください。

 今回私が合格したG検定は「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。」と位置付けられており、試験時間120分、220問程度の選択肢式の試験となります。 受験方法は自宅などのPCから受験できるオンライン形式です。 そのため参考書や検索などを駆使して受験できますが、問題数が多いので基本は調べなくても答えられるというレベルまで準備しておくことがよいかと思います。 受験資格は誰にでもありますので、お値段が一般が税別12,000円ではありますが気軽に受験することができます。 私が今回受験して思ったこととしては、下記の点です。

  1. かなり幅広い知識が必要なので、難易度としてはそれなりに高いのではないかと思う。
  2. なかなか全問を見直せるほど時間に余裕はない。
  3. 間違えてブラウザバックしちゃうと復帰するのに少し面倒。
    詳細については後述しますが、かなり広い出題範囲であり最新の人工知能界隈の情勢なども問われるため、 参考書や問題集でほぼ満点取れて自信持って試験を受けるとちょっとカウンター食らいますのでご注意ください。 私は見事にこのカウンターを食らいまして少し焦りましたw その焦りもあったからか、試験時間の95%くらいかかってようやく解き終わり数問見直ししていたら試験が終わってしまったといった感じでした。 また、オンライン試験なのでふと直前の問題に戻ろうと思ってブラウザバックしてしまったらTOPまで戻ってしまいました。 まぁ何問目からでも再開できるので問題ないのですが、クセで操作するといちいち問題指定してなどしなくてはならないのでオンライン試験に慣れていないと無駄な時間を使ってしまうかなと感じました。 私はITでエンジニアやデータサイエンティストとして働いていますが、普段勉強するときは紙とペンで数式をゴリゴリ書くのが好きなほうでしてあまりPCに慣れていないということもあり若干手間取りました。 モニタ越しだとなんか読むスピードが遅くなってしまうのですよね、なので論文なども書き込みながら読んだほうが理解できるので印刷して読んでしまうほどのアナログな私ですが、なんとか合格はできました。

 また、実はG検定の上にE認定なるものがあります。 これは機械学習のエンジニアリングの能力を保証する認定のようですが、受験するためにはJDLA認定の講義を終了しないといけないのです。 このJDLA認定講習が最安値でも2020年現在では20万程するようです。。。 能力の認定として

私の勉強方法と使用した参考書の紹介

 私は

まとめ


  1. 松尾豊先生の著書「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」を大学院の時に読んで期待をふくらませたり、倫理面や法整備などについてどうなっていくのだろうと私なりに考えたのはいい思い出です。 ↩︎